知識0から独学1ヶ月半で日商簿記2級に合格した僕の勉強法

どうも、チャンドラーです。

第153回日商簿記検定が11月17日に実施され、合格発表がありました。(札幌は発表が遅く、12月9日正午でした)

おかげさまで、3・2級ともにダブル受験一発合格することが出来ました。

残念ながら札幌は送ってくれないので、商工会議所まで取りに行きました。

2級の点数は76点でした。大問2が不甲斐ないですが、コンディションが万全でないにも関わらず良くやったと自分に言ってあげたいものです。(大問3は今回仕方ない)

ちなみに3級もダブル受験しましたが、96点でした。短い勉強期間でしたが基礎は十分身についた結果といっていいでしょう。

準備期間としては借り方の「か」の字も知らない状態から10月に勉強を開始したので、わずか1ヶ月半しかありませんでしたが、勉強期間終盤には十分合格ラインまでいったという自負ができるくらいまで効率的に勉強が出来たかと思います。

この記事では実際に知識0から短期間で合格した勉強方法を詳しくお伝えしていこうと思います。

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簿記2級受験者「チャンドラー」のスペック

受験勉強前スペック

・簿記知識ゼロ(大学でも全く習っていない)

・うつ病寛解したて

・パニック障害持ち

このブログをくまなく見て頂いている方はご存知かもしれませんが、僕はうつ病・パニック障害を併発し会社を退職し暫く休養していました。

うつ病は大分良くなりましたが、パニック障害は相変わらずです(それでも大分良くなりました)。結局簿記試験当日も発症してしまいました。

パニック障害患者は、日常生活にストレスを溜め込みやすい環境で暮らしていることが多く、発作は、満員電車などの人が混雑している閉鎖的な狭い空間、車道や広場などを歩行中に突然、強いストレスを覚え、動悸、息切れ、めまいなどの自律神経症状と空間認知(空間等の情報を収集する力)による強烈な不安感に襲われる。症状や度合は、患者によって様々だが軽度と重度の症状がある。しかし軽・重度患者ともに発作が表れる時に感じる心理的(空間認知など)印象としては、同じような傾向が見られ、漠然とした不安と空間の圧迫感や動悸、呼吸困難等でパニックに陥り、「倒れて死ぬのではないか?」などの恐怖感を覚える人が少なくない先に挙げた自律神経症状以外にも手足のしびれやけいれん、吐き気、胸部圧迫のような息苦しさなどがあるが、それ自体が生命身体に危険を及ぼすものではない。

※Wikiより

試験中パニック発作の抑制に相当集中力を持っていかれた(呼吸に集中する)ので、特にそういった障害がない方は僕よりもっと準備が少なくても合格できる可能性は高いです。

しかし日商簿記2級はご存知の通り、実施回によって難易度が全く違う資格試験です。そのため本当に合格したいのであれば、合格率12〜15%の回でも合格できるほどの総合的な力を付ける必要があります。

日商簿記2級合格に必要な勉強時間

ちまたでは知識ゼロからだと200〜400時間というなかなかの振れ幅で、日商簿記2級合格に必要な勉強時間が提示されています。

チャンドラーの1ヶ月半での勉強時間は330時間でした。

一日7時間以上勉強していた計算になります。所感としては270時間を過ぎたあたりから「今やっても合格できるだろう」という感覚はあったので、時間がない方は300時間弱を目安に勉強してもいいと思います。

勉強エリート(そこそこ勉強して早慶合格できるようなタイプ)ではないなら、むしろこれぐらい勉強しないと第146回(合格率47.5%)のようなラッキー回に当たらない限り合格は難しいと思います。勉強時間200時間というのはあまり信じない方がいいと思います。

しかし悲観する必要は全くありません。裏を返せば、最適なテキストの選択と勉強方法を以ってこれだけの時間をかけることが出来れば誰だって合格できる可能性が極めて高くなる資格試験だとも言えます。

仕事をしている社会人は十分な準備期間確保を

チャンドラーは現在病気療養のため仕事をしていないため、1ヶ月半という短期間でも十分な勉強時間を確保できました。

しかしこの期間で300時間という時間を確保するのは仕事をフルタイムでしている社会人はまず無理でしょう。

そこで社会人がゼロからの簿記学習で2級合格する上でオススメしたい準備期間は3ヶ月です。

それでも必要な勉強時間は一日3時間以上(300時間÷90日=3.3時間)となるため大変ですが、脳の構造上短期集中の方が圧倒的に良いパフォーマンスが出るためこれ以上期間をおくことは逆にあまりオススメしません。

短期決戦でいきましょう。

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簿記2級は独学で合格が可能?

いくつかのサイトでは2級の難化に伴いスクールに通うことを奨励しているところがありますが、断言します。

日商簿記2級は独学でも十二分合格可能です。

難化という言葉でスクールを奨励するのはあまり良くありません。というのは最近出る難問と言われる問題(特に連結会計)は公認会計士に合格している人ですら分からない(時間内に解けない)レベルであるからです。

こんな問題は、はっきり言って有名スクールに行ったところで絶対解けるようにはなりません。

むしろ大事なのは「難問に当たってしまっても、分かる部分だけ部分点狙いで解いて他大問の簡単な問題を絶対に落とさない」ということです。

これが出来る知識の取得・選球眼は独学でも十分身につけられます。そのため、まずは独学でやる方法を模索することをオススメします。

簿記2級合格のために購入したもの

電卓はずっと使えるいいものを買った

電卓メーカーはカシオ・シャープ・CANONあたりが有名です。

僕は多くの簿記予備校が最もオススメしている機種「JS-20」を購入しました。

7000円以上という価格に「マジか・・・」と思いながら購入しましたが、実際に手に取ってみると高級感・重厚感があり、ディスプレイも非常に見やすく、キーの押しやすさが異次元でした

ミスタッチも圧倒的に減って、電卓操作ミスによる模試誤答は全くなくなりました。

まさに買って大正解。超オススメです。

もはや戦友感が凄い

購入教材はパブロフがオススメ、問題集は過去問が必要不可欠

合格に必要な教材は別記事でまとめました。なぜ各教材がオススメなのかはこちらに書いてありますので、是非参考にしてみてください。

当然のことながら最新版を買ってくださいね。(改定がちょくちょくあるため)

使った教材は以下のとおりです。

はじめての人の電卓操作入門塾

パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記&工業簿記

合格するための過去問題集 日商簿記2級

日商簿記2級 網羅型完全予想問題集

TAC直前予想 日商簿記2級

簿記2級合格のための勉強方法

ここからは一番皆さんが気になるであろう完全独学で合格に至った学習方法をお伝えします。

3級範囲はYoutubeでふくしままさゆき氏の簿記講座を2巡だけでOK

現時点では最速で3級範囲を独学マスターできる方法だと思います。

「YouTube」を使います。

ふくしままさゆき(@boki_law)さんという米国公認会計士の方が、簿記初学者向けにめちゃくちゃ分かりやすく噛み砕いて簿記3級の範囲を解説してくれています。

愛猫ハナがいい味だしてて可愛い

Youtubeチャンネルはこちら

全18回に分かれていますが、これを一巡するだけで3級の範囲は学習が終わります。

チャンドラーは最初「スッキリわかる 日商簿記3級」という教材を買ったのですが、覚えが悪くチンプンカンプンで全く頭に入ってきませんでした。(結局使わずじまい)

そこでもっとイメージして覚えられる方法を探していたところ、この動画に巡り会いました。

初回からそもそも簿記ってなんぞや?というところから3級全体のイメージ像が持てるように動画構成がされており、初学者でもアレルギー反応を起こすことなく自然な形で簿記学習の世界にのめり込むことが出来ます。

ふくしま氏の全18回の動画をじっくり理解しながら2巡するのに、約30時間かかりました。

本当にこの動画だけで3級の範囲はバッチリです。

今回3級も受かりましたが、細かい不明点が出てきたときは別途ググるだけで十分事足りました。

ちなみにふくしま氏の簿記本はAmazonでベストセラー本になっているようなので、簿記受験後に読んでみたのですが、既存の教科書と全く違うアプローチで非常に勉強になりました。

簿記を学習していると「何でここはこうなるんだろう・・・」という教科書では説明されずただ暗記しろというポイントが結構出てきます。この氏の本は、そういったあやふやな部分を解剖して理屈で理解出来るように作っている稀なものなので、簿記学習後の受験者にも非常にオススメできる内容でした

チャンドラーはYoutubeの動画講義を2巡後、2級学習に入る前に「日商簿記3級 網羅型完全予想問題集」を37時間かけて2周しました。

かなり難しめの問題集なので最初は解けなくて全然OKです。解答を見ながらなぜそうなるのか一つ一つ潰していきましょう。

2級はまずテキストを通読2周する

ふくしま氏のYoutubeが残念ながらまだ2級範囲はアップされていないため、なるべくイメージしやすい教材を探して行き着いたのが「パブロフシリーズ」です。

パブロフシリーズは独学にとって最高の教材です。

「スッキリわかる」シリーズが全くスッキリ分からなかった僕でさえも、このパブロフ商業簿記&工業簿記は十分読みながらイメージし理解することができました。

何よりも教材を読んでて何だか楽しいです(笑)キャラクターの魅力って大事だなぁ...

勿論教材としても必要な知識量は95%習得できるので有能です。あとの5%はイレギュラーな部分なので、模試を解きながら柔軟に対応できるようになりましょう。

ちなみにチャンドラーはパブロフ商業簿記・工業簿記の2冊をそれぞれ2周するのに計56時間かかっています。

そしてテキストの順番ですが、オススメは工業簿記→商業簿記です。

パブロフの著者よせだ先生も言及していますが、工業簿記の方が分量が少なく中だるみせずに効率的に商業簿記に入ることが出来ます。

過去問題集を2周する

パブロフを2周したら、いよいよ問題を解いていきましょう。

「過去問」にいきます。

この「合格するための過去問題集」には、まず過去問に行く前に過去問を解くために必要な大問対策がページ前半を占めています。

この大問対策を丁寧にじっくり理解しながら解いてください。

なぜなら、これ以後ここまで丁寧に解法を解説してくれている過去問・問題集はほとんどないからです。ここでの理解が後にトライする過去問・模試でどれだけ自分が解けるか力量が変わってきます。

ここではまさに「知識→解く力」へ切り替える勉強になってきます。

大問対策が終わったら、過去問12回分を古い方から解いていきます。

大問対策をしっかり理解しながら進められていた場合、意外と分かる問題がちらほらあるかと思います。この段階ではそれぐらいでいいです、タイムを測る必要も全くありません。

ここでも時間はかかりますが(特に1週目はかなりかかる)、それでも1問1問理解できるように頑張って下さい。基本的に分からくていいのは第151回の連結会計の後半半分くらいです、あとは全部理解に努めましょう。

ちなみにチャンドラーがこの本にかけた時間は105時間です。それぐらいの価値がある合否を分ける1冊だと思っています。

2週目に入る頃には大分力が付き始めているかと思います。

2週目はしっかり2時間のタイムを測って過去問に取り組んでください。ケンスキーは2週目こんな感じでした。

2週目で概ね70点以上いっていれば確実に合格は見えてきています。

かなり難しい模試と本番に近いレベルの模試をそれぞれ解いてみる

3級範囲でも紹介しましたが、とにかく難しいのがTAC出版が出している網羅型完全問題集です。

これさえやっていれば、本番も連結会計以外は簡単に思えてくることでしょう。チャンドラーは1周しましたが、1周だけでもかなり鍛えられたと思います。

網羅型完全問題周には74時間かけました。

そして本番に近くかなりオススメなのは「TAC直前予想シリーズ」

良問が本当に多く、実際今回の第153回本試験でも工業簿記はこの本の一部が的中し本当に助かりました。(模試やった時には間違えて、本試験は見事正解)

こちらは2周、理解含め22時間かけました。

ネット無料模試も積極的にやってみる

詳しくはこちらの記事に書いていますが、ネットにある有り難い無料配布模試は是非受けましょう。

実際にこの中から本番的中した問題が数問ありました。これだけのクオリティの模試を無料公開してくれている作問者の方々に感謝ですし、簿記2級という資格の市場規模・価値を感じます。

見直しノートを作る

個人的にオススメなのは何度も間違えてしまう問題は「見直しノート」に書き写し、問題・解答・解説を書き写しながら覚えていくという方法です。

簿記2級合格する上で本番気をつけるポイント

とにもかくにも体調を整える

本番で風邪を引く等の通常時にないハンディキャップを負うと当然ですが、良いパフォーマンスは出ません。

チャンドラーは11月が入ってずっと体調不良が続きましたが、本番数日前に耳鼻咽喉科に行ったおかげで本番は持ち直しました。

工業簿記は高得点を狙うも、満点を狙う必要はない

今回の第153回に関しては工業簿記は容易だったので満点がいける内容でしたが、昨今の工業簿記はたまにトリッキーな問題が出題されます。

そのため十年前に言われていた「工業簿記は常に満点を狙うべし」という考え方は古いと予備校の先生方もおっしゃっています。

そのため「あっこれはどう見ても難しいな」と感じた問題に関しては、深入りせずサッと切り上げる見切りも大問4・5にも求められます。

勿論以下のような準備がしっかりとできている上での話です。

工業簿記のチェックポイント

・様々なパターンの直接原価計算→全部原価計算への計算書変換ができる

・様々なパターンの全部原価計算→直接原価計算への計算書変換ができる

・本社工場会計の仕訳が完璧

・様々なパターンの個別・総合原価計算に対応できる

・仕損(減損)がどんな発生点だろうと対応できる

・CVP分析は素早く計算可能

計算ミスは命取り

特に工業簿記は初期段階で計算ミスをするとその後の問題が全問不正解になる可能性があり、計算ミスは非常に怖いものです。

電卓誤操作による計算ミスを防ぐためには、「電卓の教科書を使ってしっかりトレーニングする・品質の高い電卓を買う」この2点で防ぐことができます。

また計算方法のミスに関しては、日々の問題集で徹底的に間違えた原因を追求するクセをつけておけば大丈夫です。

問題を解く順序は超重要。オススメは大問1→4→5→2→3

問題を解く順番は戦略上超重要です。

第153回の本試験も大問1から順番に解いていたら、きっと大問3でパニックになって工業簿記は散々な結果となっていたでしょう。

日商簿記検定は70点以上を取りにいくテストです。

正直70点も100点も世間的な評価は「日商簿記2級取得者」ということで全く変わりません。

本番では意地でも70点を取ることだけにフォーカスしてください。そのため、いかに取りやすい問題から取っていくかその場で判断し優先順位をつけていく技量は求められます。

今までの過去問内容からオススメは1→4→5→2→3です。

しかしあくまでこれはベースなので、本番の内容をざっと見て柔軟に変えてください。実際ケンスキーは今回大問2が簡単そうだったので、1→2→4→5→3の順番に変えて解きました。

是非日頃の模試を解くときからこのトレーニングをしてみて下さい。

まとめ

以上が僕が日商簿記2級を1ヶ月半で合格する上で実践した勉強方法です。

日商簿記2級はたしかに難化していますが、依然として十分独学が可能な資格となっています。今は凄く細かい不明点でもググれば答えが出ている世の中です。

最後の最後に重要になってくるのは諦めない心です。今回第153回の大問3連結会計はかつてない難易度と言われましたが、分からなくても最後まで諦めず分かる部分だけ解答を埋めた人達が合格しています。

「あぁダメかもな」と内心思っても、それでも鉛筆を走らせることを最後まで辞めないでください。

また今回ご紹介した内容は「この勉強方法をやれば確実合格保証!」なんて決して言えませんが、是非独学勉強法の参考にしていただければ嬉しいです。

どうも、チャンドラーでした。

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