2021年12月に初受験してきた第一種衛生管理者、無事に一発合格していました。

実際に受けてきた感想としては「昔受験したことはないけど、これは確実に難化しているな...」と思いました。実際に令和2年度の統計では合格率43.8%と、2015年前後55%程度で推移していたことを考えると確実に難しくなっているようです。

ナメてかかると、高い確率であのアクセスの悪い安全衛生技術センターにまた行かなくてはいけない事態に陥ります。

本記事では難化しても一発合格できるよう、実際に僕が実践した勉強法をご紹介します。

勉強時間

まず費やした勉強時間ですが、トータルで約100時間程度だったと思います。

期間としては2ヶ月程度でしょうか。たまに体験談で30時間前後で合格できたという方がいますが、近年の傾向を考えると鵜呑みにしてはいけない情報です。そういう方はかなり要領が良いor地頭が良いor当日わからない問題が当てずっぽうで当たりまくったのどれかです。

当ブログでは平均的な能力を持った人でも問題なく合格ラインまで上がる方法をご紹介しています。

まずはテキストを1周する

まずは試験範囲の全体像をつかむために、適当なテキストを一周します。

私が買ったのはユーキャンの速習レッスンです。

実際に使ってみて過不足なく良くまとまっているなと気に入っていますが、第一種衛生管理者に関しては実際に書店でいろんなテキストを手にとって自分にとって分かりやすいものであれば何でも良いと思います。

ポイントは「最新版を必ず買うこと

衛生管理者は法令や社会的トレンドにより出題傾向が結構変わる試験です。そういった変化にきちっと対応した新しいテキストを使用するようにしてください。

話を戻しますと買ったテキストをまずは1周してください。覚えることがありすぎて5%も覚えられないと思いますがそれで最初は全然良いです。

なんとなく「あーこんな問題が出るんだ」「身体の機能はこうなっているのかぁ」「有機溶剤の種類なんてマジで覚えられる気がせん」と思いながらページをめくっていってください。

1周してこれが出題範囲全部なんだなと感じとる感覚があれば良いです。

過去問を3回分くらい解いてみる

続いて過去問を2回分ほど実際に解いてみましょう。

衛生管理者は過去問題集を買う必要はありません、僕は買ってないです。

こちらの過去問.comを利用しましょう。神サイトです。

このサイトは実際に1問ずつ解いてみると、解説付きで解答を見ることができます。問題によっては複数の解説を見ることができるため、多角的に問題・解答を覚えることができます。

第一種衛生管理者という試験は、半分以上の問題が過去出題された問題の焼き直しです。そのため過去問の解答を覚えることは即ち得点力に直結します。

なので、3回ほど過去問を思い切って解いてみることで「こういう問題が実際に出るんだな」「あっこの問題前にも見たな」と

オリジナル単語カードを作成する

続いて僕が大好きな勉強法ですが、単語カードを作っていきましょう。

「単語カードなんてダセえ」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、今はスマホで単語帳アプリも沢山出ているかと思いますのでそちらを利用しても良いかと思います。

単語カードには、過去問に出てきて「これは何度も反復しないと覚えられそうもないな」という問題を表面に書き、裏面に解答(必要があれば簡単な解説も)を書いていきます。

Twitterにも写真を掲載しましたが、少しずつそうやって単語カードを増やしていくととんでもない厚みになってくるかと思います。最終的に積み上がった僕の単語カードは1周解くのに2時間かかりました笑

僕の通勤時間は片道1時間なので、往復の通勤時間で毎日チェックしていった感じです。

古典的な方法ですが、効果は激烈です。僕は多くの試験をこの方法を使って合格してきましたが、エビングハウスの忘却曲線でも証明されている通り、毎日覚えられない問題を復習することにより記憶に定着し覚えられるようになっていきます。

あとは過去問を解きまくる(随時単語カードに追加)

あとはひたすら過去問を解きまくりましょう。僕は過去問を最新から5年分(10回分)を2周しました。

それに追加して第二種衛生管理者の最新試験2回分も2周しました。

何故かというと、近年の難化傾向に第一種衛生管理者の過去5年で見たこともないような問題が普通に出るという点が挙げられます。しかし、その知らない問題は第二種衛生管理者試験で重要とされている問題であることが実は多いです。

そのため最新版の第二種衛生管理者試験の解答・解説を覚えるだけで当日対応できる可能性が大幅に上がります。

このように大量の過去問を解きまくるわけですが、重要なのは過去問を1回分解くたびに単語帳に重要そうな問題にまつわる知識をテキストも参照しながら新しく単語帳に追加していきます。

こうやって良く出題されるのに知らない知識を埋めることにより、どんどん分からない問題は少なくなっていき「分からない問題ばかりでどうしよう」から「分かる問題ばかりで解いているのが楽しい」に徐々に変わっていきます。

ここのプロセスに最も時間をかけていきましょう。

注意点:当日はしっかり問題を見直そう

当日の試験注意点ですが、幸い第一種衛生管理者試験は試験時間が3時間もあるため時間不足になることはまずありません。

多くの方が試験時間1時間を超えたら退出してしまいますが、中には見直しをせず退出している人もいると思います。これはもったいないです。

せっかく余裕があるのですから、

こんな辺境の地にもう一度とくることを考えると、20~30分じっくりと見直しをすることぐらい造作もないことだと思います。

僕はマークシートがちゃんと回答通りに塗りつぶされているか、そして解答が微妙な問題に改めてしっかりと向き合う時間に約30分費やしました。この間なんと2問も解答が変わりました

よくよく考えると解答こっちだなと思う問題が眠っている可能性があります。

合格ラインまで自分の持ってきている受験者は、案外1問差で落ちている方も沢山おられるかと思います。そういうしょうもないリスクを回避するために、面倒臭がらず見直しをしましょう。

まとめ

以上が僕の第一種衛生管理者の勉強法です、とてもシンプル。

重要なポイントは過去問と単語カードですね。

この試験は確かに他の国家試験に比べれば難易度はそこまで高くないですが、近年の難化のせいで油断すれば普通に落ちてしまう資格になっています。僕が受験した会場でも、おそらく半分以上が再受験者なのでしょう。

実際僕は前述の方法で過去問は満点連発のレベルまで昇華してきましたが、それでも当日知らない問題がなんと8問でてきました。

それでも勉強すればするほど確実に点数が上がってくる試験でもありますので、勉強時間を捻出し一発合格しちゃいましょう!

どうも、チャンドラーでした。

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