キューピーコーワゴールドα+という栄養剤があるかと思います、激務のサラリーマンなら一度は飲んでことがあるのではないでしょうか。
かくいう私も新卒の営業時代からお世話になっています、あの超激務を乗り越えた一役を買ってくれていたのは間違いありません。
そのため実はうつ病診断前「なんか身体が明らかにおかしいぞ」と思い始めてからも、1ヶ月半ほどキューピーコーワゴールドを飲んでいました。
しかしながらその時は結果的にどんどん症状が悪化するばかりで、喉のつかえ感や吐き気・ネガティブな考えがずっと頭の中をまわっているなど言葉以上に非常に辛い日々を送っていました。
早く気がついて心療内科に行けばよかったと後悔しています。
キューピーコーワゴールドは「うつ病」には効かない
うつ病になった状態でまず身体がまっさきに必要なのは「休息」です。経験上断言できます。
うつ病になりかけているのに、無理して会社にキューピーコーワゴールドのような栄養剤を飲みながら通い続けているとどんどん悪化していきます。取り返しのつかない状態になる前に、心療内科に行って適切な診断を受けるべきです。
うつ病の他に適応障害などの診断でも、数ヶ月のあいだ休職することは可能です。状態によっては1年半前後傷病手当をもらいながら休むことも出来るでしょう。
勤勉な方なら、自分が休んだら「案件は他の人に頼めない」「会社がうまく回らなくなる」「他の同僚に迷惑がかかる」と思うことでしょう。
でもよく考えてください。一度脳が壊れても会社や同僚はあなたを最期まで守ってくれません。
うつ病のように脳が一度壊れると、回復するのに非常に長い時間が必要になります。
「あれっなんだか最近心がおかしいな」と思ったら、自分でどうにかしようとせず心療内科に行ってください。
うつ病・パニック障害にカフェインはご法度
キューピーコーワゴールドα+には2錠で無水カフェインが50mg含まれています。
うつ病予防にカフェインが効くことは聞いたことがあるかと思います。予防医学上、カフェインがうつ病予防に良いことは色んな研究で明らかになっており疑い余地がありません。
しかしながらうつ病を一度発症していた場合、カフェインは毒になります。
交感神経を優位にさせ興奮した状態にするのは傷ついた脳にとって良くありません。
カフェインが含まれているのも精神疾患が疑われる人にオススメしない理由でもあります。
うつ病予防には効果がある可能性あり
キューピーコーワゴールドには各種ビタミンの他、生薬が配合されています。
どれも身体に活力を与えて、活動的な時間を伸ばすような働きがあるので服用中に外部から与えられたストレスに対し強気に対応できるという意味でうつ病予防になるかもしれません。
しかしうつ病というのは脳が過負荷に耐えられなくなって発症する病気です。
脳がオーバーロードになった場合は、まずは脳を休ませることが何よりも大事になってきます。
もし仕事をする中で日々頭の処理や動きが明らかにおかしくなっている場合は、すぐに心療内科に行きましょう。残念ながらキューピーコーワゴールドでは全く守ってくれません。
まとめ
いわゆる急性期といわれる期間は何よりも休息が大切になりますが、重症期や回復期では少しずつ状態を良くしていくために適切なサプリを栄養補助剤として摂ることをオススメします。(残念ながらキューピーコーワゴールドはオススメしません)
うつ病と大きな相関関係があるビタミンDは、日照時間の短い北欧では当たり前のように国民が毎日飲んでいるサプリになります。
まずは食生活も整えましょう。どうしても不足しがちなたんぱく質は美味しいプロテインで補うのがオススメ。ただのご褒美ジュースです
うつ病からの回復に近道はありません、ショートカットしようとすると高確率で復職後にぶり返します。
休職・退職してから「十分な睡眠」「適度な運動」「適切な食事とサプリ」「良いことを考える練習をする」など当たり前のことを無理なく続けてください。
もし療養しながら新しいスキルを学びたい場合、東京や大阪近辺に住んでいる方はうつ病の方に特化した就労支援事業所「シゴトライ」があります。
大企業への就労支援も積極的に行っている事業所なので、疾病に理解があって雇用が安定しているネームバリューのある企業へ再就職できるかもしれません。就職はハローワークではなくこういったエキスパートに任せた方が安心感が違いますので、大都市でまた就労したい方は一度見学してみる価値は大いにあるかと思います。通所を通じて少しずつリハビリできる点も魅力的です。
どうも、チャンドラーでした。