久しぶりにちょっと古い小説を読んでました。
「三四郎」を読んで、私の好きな村上春樹氏や新海誠氏の作品にどこか雰囲気似てるなあと。
共通するテーマは以下の通りです。
社会や時代の変化の中での「自己探求」や「成長」
恋愛がうまくいかないことの切なさや未熟さ
迷いや葛藤を抱えながらも、答えのない人生を歩む姿
恋愛や他者との関係を通じて、自分自身を見つめ直すプロセス
受け継がれる系譜といいますか、青年が悩んで成長していく姿にどの時代の人も強く惹かれ共感するものなのだと思います。
美禰子がつぶやいた「stray sheep」(迷える羊)という言葉がまさに象徴的です。
30代半ばを過ぎていまだにstray sheepな自分はどうなんだと思いつつ、そんなもん仕方ないだろと諦めてもいます。
私は新海誠監督の作品が好きで「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」「君の名は」あたりが好みです。
こういった作品も元を辿れば、夏目漱石先生の血を一部受け継いでいるのかもしれないなと思いました。
以上、本日もお読みいただきありがとうございました。