前回のオルカン資産推移報告でも少し触れましたが、私にはソニー銀行の外貨定期預金が満期を迎え戻ってきた現金200万円がありました。

この資金をどう運用するか悩んだのですが、現金のまま預金しておくよりは、半分をゴールドに投資しておこうと結論に至りました。
今回は、その決断に至った理由と実際の投資行動、そして直後の世界情勢の変化についてご報告したいと思います。
ゴールド投資を選んだ理由
まず、ゴールドを含むコモディティ(Commodity)投資にはさまざまな方法があります。
コモディティ(Commodity)とは、一般的に「商品」や「日用品」を指す言葉です。経済や投資の分野では、特に商品先物市場で取引される原油やガソリンなどのエネルギー、金やプラチナなどの貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物といった、生活や産業に必要な原材料や資源を指します。-Perplexity AI
- 現物(金地金など)
- 田中貴金属工業などの店舗で金塊を購入する方法。
- ただし、自宅に金庫がない場合や、銀行の貸金庫を借りるのが現実的でない場合には保管場所が課題。
- 本当の有事の際には強い味方だが、保管リスクを考えると個人投資家にはややハードルが高い。
- ETF・投資信託
- 現物を直接持たずに、ゴールド価格に連動する金融商品に投資。
- 米国ETFのGLDMは総経費率が低く人気。
- 先物取引
- 上級者向け。レバレッジやリスク管理の知識が必要。
- 差金決済取引(CFD)
- こちらも上級者向け。レバレッジが効く分、リスクも高い。
- 関連産業への株式投資
- 金鉱会社などへの投資。コモディティそのものへの投資とは異なる動き。
①現物はいかんせん金をどこで保管するかが問題となります。
自宅に金庫なんてないし、銀行の貸金庫なんて借りたくない(そもそも借りられるぐらい預金していない)。
現物は本当の有事の時(第三次世界大戦など)に心強いと思うのですが、保管リスクを考えると私程度の弱小個人投資家ではあまり現実的ではありません。
③、④は明らかに上級者向け、⑤はまどろっこしいです。
となると消去法で②ETF・投資信託が残ることとなります。
SBI・iシェアーズ・ゴールドファンドを選んだ理由
ETFだと米国GLDMが総経費率が低く良さそうです。ですが今回は国内の投資信託で考えてみました。

私はSBI証券の口座を持っているため、SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)を選択できました。
このファンドは、LBMA金価格(ロンドン)に連動する投資信託で、円換算ベースの金現物価格の値動きとほぼ同等の成果を目指しています。
- ファンド規模も順調に伸びており、信託報酬も他社を圧倒する低さ。
- パフォーマンスも良好で、これからゴールド投資を始める個人投資家にとっても有力な選択肢の一つ。
ということでSBI・iシェアーズ・ゴールドファンドに100万円突っ込むことに決定しました。
100万円投資直後にイスラエルとイランの紛争が深刻化
100万円をゴールドの投資信託に投資して数日後、イスラエルとイランの軍事衝突が激化。

これによりアメリカもイランの地下で秘密裏に行われている核兵器開発施設を破壊するため、B-2ステルス機を出撃させるリスクが出てきています。
この影響により株価は下落、ゴールドはまた急騰しています。
また米国の対中政策の不透明感も深刻です。
米ドルという基軸通貨の信用も揺らぎつつあり、代替されるような通貨の台頭も当分なさそう。
そのような世界線で、私にはここ数年で上がりすぎているゴールドの価値が急落するシナリオがどうも考えられません。
インフレに負けない資産であり、かといってデフレでも価値を維持できる唯一無二のアセットだと思います。
ただし株式ほどのリターンを得られるものでもないので、あくまでこれからもメインの全力投資先はオルカンです。
それでも全資産の最大1割程度はゴールドに置き換えても良いのかなと思っています。
以上、本日もお読みいただきありがとうございました。