先月辺りからなぜかミステリー本にはまって、今月も1カ月のうちに3冊読みました。
学生の時は時代小説が好きで、藤沢周平はほぼすべて読んだのではないかというほど夢中になりました。
その後は活字から離れ海外ドラマや映画を貪るように観てきた人生なので、37歳にしてミステリー小説を読むようになるというのはなんとも奇妙な縁です。
【映画】Michael/マイケル
小学生の時初めてマイケルを見て、黒人なのに白いし明らかに整形顔でなんだか怖い、と思ったのがファーストインプレッションでした。
その後洋楽を聞くようになり、そこで当然避けては通れないキングオブポップスの数々の名曲を自然と聞き、小さい頃感じた認識を改めるようになります。
どれだけ素晴らしい人間性で愛に溢れた人間だったのか、それを知ったのはマイケルの死後です。
彼が亡くなる数年前にはメディアはネバーランドでの彼の奇行ばかりを取り上げるようになり、とても残念な気持ちになりました。
この映画をみて、まず思ったことは二つ。
この奇跡みたいな人間を救う方法はなかったのだろうか。
劇中何度も思いましたよ、涙腺を堪えながらなんでこの人が早くに死ななければならなかったのかと。
マイケルは幼少期から父親に完璧なパフォーマンスを求められます。ジャクソン5で有名になってからも、お父さんという鞭・お母さんという飴によってなんとか心のバランスを保っていました。
しかし独立してからは、ファンから常に100%のパフォ-マンスを求められ、彼は120%のパフォーマンスで応えていきます。
この心の張りつめた糸の繊細さに、世界中のファンは気がついてあげるべきでした。
もうひとつ思ったのは、「えっ…ここで終わるの!?笑」
マイケルの一生について勿論あらすじは知っているので、あまりにも中途半端な終わり方にビビりました。
We Are the World まだ聞いていないよ、ネバーランド見てないよ、様々な疑惑どうなった、This is itは??
さすがに焦った私はスマホですぐに調べて知りました、続編がもう決まっていることを。
「なんだよー続編あるんだってよ」
一緒に見た友人にすぐテキストメッセージを送信。
そんな感じで今回も良い映画体験でした。
マイケル演じる甥のJaafar Jacksonの演技・歌声も本当に素晴らしかったです。
でもどうにか3時間越えの映画にしてひとつにまとめて欲しかったな。
【小説】十角館の殺人
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)
すべてはここから。清冽なる新本格の源流!大学ミステリ研究会の七人が訪れた十角形の奇妙な館の建つ孤島・角島。メンバーが一人、また一人、殺されていく。「十角館」の刊行から二十年。あの衝撃を再び!
前回「殺戮にいたる病」で、少し古いミステリー本も内容次第でまったく古臭さを感じないしとにかく面白いものは面白い!と分かったので、1987年出版の「十角館の殺人」に手をつけました。
この本はタイム誌が選出するオールタイムベスト100にも選出されるミステリー本で、傑作本と名高いようです。
表紙のデザインが古臭いので倦厭しがちですが、そんな人がいたら本当にもったいないです。
結論としては「めっちゃおもろい」です。
ワープロみたいな時代を感じるものが一部出てくるものの、文体に古臭さは全く感じないし、登場人物の話し方も現代とほとんど変わらず読みづらさは全く感じませんでした。
エラリィという学生についてはバブル期のイケイケな日本にはいそうな大学生だなと思いつつ(大分の国立大学にこんなスノッブな学生は存在しない)、慶応生や京大生ぐらいの設定だったらもっとリアリティがあったのかもしれません。
無人島で連絡手段がないことについては、スマホが圏外という設定にすれば現代版を出しても全く違和感を感じないでしょうね。(小型衛星通信Starlinkが出てきたので、2026年時点ではキャリアユーザーならば緊急で連絡できてしまうのはご愛嬌)
有名な一文が出てくることにより、すべてのパラダイムシフトが起きます。
あそこで経験してしまった感覚のせいでミステリー中毒になった読者が数多くいるというのは納得ですね。
私もあの一文が出てくるまでその人物を犯人から完全に除外していましたから笑
「重要なのは筋書きではない。枠組なのだ」
難しいことはわかりませんが、1億円貯める方法を教えてください!
作家橘玲の誰でもなれる億り人講座・新NISAの裏技で一生、税金とは無縁に・家賃30万円の家に15万円で住む人とは?・「保険」は「バカラ」より損をする!?・S&P500を上回る天才を教えます・会社員のまま1億円貯める3つの方法・オンラインポーカーとメジャーリーグに学ぶ転職戦略・独立するなら60歳がいい!その理由とは?・お金持ちへの近道は「人格」を二つ持つこと!?・あなたはイーロン・マスクより幸せかもしれない。
橘玲氏と大橋弘祐氏による新著。
私は大橋さんの「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」を読んで証券口座を開いたので、この方はまさに恩人です。
ありがとう大橋さん。
橘玲さんを師と仰ぐブロガーさんや投資系Youtuberも多いですよね、このコラボは面白いと思い買っちゃいました。
さて内容はと言うと橘玲節があらゆるところで効いている内容になっていますが、大橋さんが資産形成のど素人というスタンスを貫いてくれているのでスっと内容が頭に入ってきます。
橘さんは資産形成の手法は結局のところ王道の分散投資をすすめているのですが、着眼点が他の投資家と違うので面白いです。
マイホームの購入とインデックス投資はどちらの方がお得かなんて他の本では見たことがありません。
マイホーム(マンション)の購入を自分に貸す不動産投資と解釈するのは投資観点上前々から理解しているつもりですが、まさかインデックス投資と比較する人がいるとは。
また「この世界はゲーム、裏技でクリアすればいい」という章もその通りだなぁと思いながら読んでいました。
お金持ちになる方法
資産形成 = 収入を上げる - 支出を減らす + 運用して増やす
この小学生でもわかる方程式がお金持ちになる秘訣です。 これ以外にあり得ません。
本書は一見ラディカルなことが書いてあるように見えますが、本質は本当に真っ当なことしか書いていません。
一読して損はない良書だと思います。


