春になって外に出る機会が多くなってきました。
札幌ドームにリーチマイケル観に行ったり、円山にパンケーキ食べに行ったりとちょくちょく活動的になってきましたが、インドアライフも相変わらず謳歌しています。
最近面白かったなと思う作品をいくつかご紹介させてください。
【PS5】メタファー:リファンタジオ
アトラスがペルソナシリーズのノウハウを結集して新たに作ったゲーム。
龍が如くで言うジャッジ・アイズのような立ち位置でしょうか。
ペルソナ同様クリアまでの期限が定められており、このゲームの場合10月末までにクリアしないといけません。
そのため10月末には全クリしていることになるのですが、強くてニューゲームができるので2周目も楽しんでくださいという仕組みになっている。
ここら辺のやりこみ要素はロマンシングサガ2の方が面白いというレビュアーが多く見受けられます。
アーキタイプなどのジョブシステムはなかなか面白く、よくできているなと感じました。
次はRPGの王道のドラクエに戻りたいと思います。
【映画】プロジェクトヘイルメアリー
先月は小説の方をご紹介しましたが、今月は映画が公開しましたのでTOHOシネマズすすきのに行ってきました。

感想としては面白かったです。
ですが、順番としては映画を見てから原作を読むことをオススメします。
私は原作を読んでから映画を見たので結末のカタルシスもなかったですし、映像になったらこうなるんかほーっなるほどなという分析的な感想がむしろ大きかったです。
ライアンゴズリングはまさにイメージ通りハマり役だったと思います。ストラット博士役の俳優の方もバッチリでした。
尺の問題だと思いますが、原作で好きなシーンが多く省略されていたので少し残念でした。
それでも小説では想像できなかったものがビジュアル化されている(ロッキーの巨大船やペトロヴァライン、アストロファージなど)ことに嬉しさもあり、よくぞ映画化してくれましたと拍手を送りたいです。
【国内ドラマ】九条の大罪

Netlixオリジナルで公開された「九条の大罪」。
原作は闇金ウシジマ君の作者の漫画ということで戦々恐々として見始めましたが、思ったよりも過度な暴力シーンもなく見やすかったです。
柳楽優弥さんはこんなに芝居の上手い俳優さんだったのですね、知りませんでした。
「依頼人を守るということは、その相手を不幸にするということ。弁護士はその罪を背負って生きていかなければならない。」
弁護士という職業の矛盾を正面で受け止め、半グレや弱者と呼ばれる人たちの弁護を受け続ける九条先生。
歌舞伎町の中で自分の信念に真っすぐであり続けようとする姿勢は、どこか桐生一馬を彷彿とさせます。
自分の信念を曲げたくない九条先生と、極道の世界に関わることにより弁護士バッジが飛ぶ恐怖。
Netflixのドラマはシネマティックで緊張感があって良いですよね、民法のドラマは劇中にやたらテーマソング使ったり、演出上必要な暴力シーンをカットしたりするのでどこか白けてしまうことが多いです。
シーズン2も決定しているようなので、今から楽しみです。
【アニメ】BEASTERS3期

『BEASTARS』を見ていて、ふと立ち止まってしまうようなことを考えました。
自分は果たして、生命倫理について子どもに伝えられるような大人になっているのだろうか、と。
どうしてニワトリや牛は食べてもよくて、犬や猫は食べてはいけないのでしょうか。
人間の生活様式に寄り添いやすく、感情も理解しやすい動物は愛玩動物として扱われます。
一方で、繁殖が容易で栄養価の高い動物は、食肉として食べられる存在になります。
もちろんそれは、人間が長い時間をかけて作ってきた合理的な仕組みなのでしょう。
しかし、ときどきそれがあまりにも人間の都合を中心に組み立てられているように感じられることがあります。
『BEASTARS』を見ていると、むしろ現実世界の方が、ずっと人間の都合を最優先にして回っているようにも思えてきます。
そういえば私は、小学校の低学年の頃に同じような疑問を抱いたことがありました。
どうしてこの動物は食べてもよくて、あの動物はだめなのだろう、と。
しかし、いつのまにかそんな疑問はどこかへ消えてしまいました。
日々の生活の中で、私たちはいろいろなことを忘れていきます。
そして気がつくと、忘れることそのものに慣れてしまっています。
生命倫理について考えるとき、良さそうな本がありました。時間があるときに読んでみようと思います。
『BEASTARS』の作中で、ゴマフオオアザラシの隣人がこんなことを言っていました。
海の中では「食って食われて」が普通なのだと。
どれほど強い生物であっても、死ねばそれは海の生物たちの栄養になります。
すべては循環しているのだ、と。
「食べる側」と「食べられる側」。
とてもシンプルな構図ですが、同時にとても大きなテーマでもあります。
この壮大なテーマに、真正面から全力で突っ込んでいった作者には、素直に拍手を送りたくなります。
ただ、物語の終盤の終わらせ方については、少しだけ物足りなさも感じました。
ここまで深く潜ってきたテーマだからこそ、もう少し長くその余韻に浸っていたかった、そんな気もしています。


